金額表示ディスプレイの導入方法
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レジカウンターに会計の合計金額を表示する金額表示ディスプレイを導入するにはどうしたらよいでしょうか?据え置き型の専用ディスプレイは高額なので、低コストで実現する方法があれば詳しく知りたいな。

今回はこんな疑問にお答えします。

当記事の想定読者は「カスタマーディスプレイを低コストで導入したい、とお考えの店舗オーナー様」です。

この記事では、タブレットPOSレジの機能を使って金額表示ディスプレイを実現する方法をご紹介します。

高価なPOSシステムや専用ディスプレイ機器の代わりに、お手持ちのスマホやタブレットを活用することで、お得でかんたんにお店のレジに導入することが出来ます。

記事の専門性・権威性・信頼性

当記事は経営戦略や会社の情報システムに詳しい経歴15年以上のコンサルタントが執筆しています。特にPOSや顧客分析、マーケティングに基づく経営課題の解決が専門分野です。読者の皆さんにお役に立てるように最新の情報を提供しています。

最適POSレジ診断

金額表示ディスプレイとは?必要な機器や始め方を簡単に解説

金額表示ディスプレイ(カスタマーディスプレイ)は、レジ台でお客様に会計金額を見せるための小さなモニターです。

これまではこのようなディスプレイを使うには高価なPOSシステムや専用のディスプレイ機器が必要だったため、大手チェーン店などしか導入が進んでいませんでした。

最近ではカスタマーディスプレイの機能を備えた低コストなタブレットPOSレジが登場し、個人店や中小店舗でも手軽に導入できるようになっています。

金額表示ディスプレイとは

金額表示ディスプレイとは、レジでの会計時にお客様へ金額や商品情報を見せるための小型の画面です。

「カスタマーディスプレイ」や「ポールディスプレイ」とも呼ばれ、飲食店や小売店など業種を問わず幅広い店舗で利用されています。

画面に表示する内容はPOSレジと連動しており、会計時にレジに打ち込んだ内容(商品の名前や値段、合計金額)が自動的にディスプレイに反映されます。

金額表示ディスプレイには、主に以下のようなタイプがあります。

タイプ 説明
金額表示専用型 会計金額の表示専用でコンパクトかつ低価格。昔ながらのレジに多く見られます。
グラフィック対応型 会計内容以外にも画像や動画を表示できるため、プロモーションや広告としても活用可能です。
タブレットPOSレジ型 タブレットPOSレジのカスタマーディスプレイ機能を使って、スマホやタブレットをカスタマーディスプレイとして使うもので、導入コストが安く、自由度が高いのが特徴です。

最近では、スマートフォンやタブレットに会計金額を表示できるタブレットPOSレジを導入するお店が増えています。

カスタマーディスプレイ機能を備えたタブレットPOSレジを使えば、高額なPOSシステムや専用ディスプレイ機器を買わなくても、少ないコストで金額表示ディスプレイをお店に導入することができます。

当サイトではタブレットPOSレジの機能を使ってお店のレジに金額表示ディスプレイを導入する方法をご紹介しています。まずはタブレットPOSレジの始め方資料をご覧ください。

必要な機器や設定方法

当サイトで紹介しているお得なタブレットで使うPOSレジを使えば、高額な専用ディスプレイ機器を用意せずに金額表示ディスプレイをお店のレジに導入することが出来ます。

タブレットPOSレジとカスタマーディスプレイ用のモバイル端末を用意しましょう。

以下に必要な機器をご紹介します。

必要な機器
  • カスタマーディスプレイ機能を備えたタブレットPOSレジ
  • スマホまたはタブレットスマホ端末
  • Wi-Fiなどの無線インターネット環境

タブレットPOSレジが備えているカスタマーディスプレイ機能を使えば、機械に詳しくない初心者の方でもかんたんに金額表示ディスプレイ用の設定ができます。

インターネットにつながるスマホを用意して、金額の表示先をスマホに設定するだけで、会計時にPOSレジに打ち込んだ内容がスマホのディスプレイに連動されるようになります。

主な導入方法の流れは以下の通りです。

カスタマーディスプレイ導入方法
  1. タブレットPOSレジのカスタマーディスプレイ機能を有効にする
  2. インターネットに接続されたスマホやタブレットを用意する
  3. POSレジの表示先をそのモバイル端末に設定する

具体的な設定方法はPOSレジのメーカーによって異なります。

おすすめのタブレットPOSレジ

カスタマーディスプレイ機能を備えたPOSレジは色々ありますが、ここでは毎月0円から始められるお得なタブレットPOSレジのサービスを2つご紹介します。

まずは初心者にも使いやすく豊富な機能が便利なスマレジをおすすめします。

スマレジ

特に月額料金0円の「スタンダードプラン」は無料で利用できるので、非常にお得に金額表示ディスプレイを使い始めることができます。

スマレジを始めるためには、以下の公式HPからサービス資料をダウンロードして、アプリのインストールページをご確認ください。

↓公式HPを確認する↓
スマレジ 公式HP

 


次に無料問い合わせサポートが充実しているAirレジをご紹介します。

Airレジ

特に電話での問い合わせが無料である点がAirレジの大きなメリットです。

Airレジを始めるためには、公式HPの「無料アカウント登録」ボタンからAirIDを作成ください。ほんの数分あれば登録手続きは完了するので、Airレジを使い始めることができます

↓公式HPを確認する↓
Airレジ 公式HP

金額表示ディスプレイをお店のレジに導入するメリット

金額表示ディスプレイは、レジ会計にかかる時間を減らし、支払いミスを防止する実用的なツールです。

特に少人数で営業している人手不足に困っている中小店舗にとっては、カスタマーディスプレイによる業務効率化のメリットは非常に大きいと思います。

お店の混雑時や忙しいタイミングでも、会計の支払いミスが減りスピーディーになるので、スタッフの負担軽減や店舗の回転率アップにもつながるでしょう。

レジ会計の業務効率が上がる

お店のレジに金額表示ディスプレイを導入すると、会計業務の業務効率が上がり、人手不足の課題を解消できます。

これは会計時にお客様が自分が支払う内容を画面ですぐに確認でき、支払いのやり取りがスムーズに進むため。

ディスプレイ表示という視覚的な情報があることで、耳の遠い高齢者や日本語が通じない外国人観光客など、言葉でのやり取りが難しいお客様への対応もスムーズになり、全体のレジ対応時間の短縮を実現できるでしょう。

ショップ店長ショップ店長

正直なところ、会計金額が画面に表示されることがどれくらいの業務効率化になるのかイメージがつきません。。。。もう少し具体的に教えてください。

経営コンサルタントコンサルタント

これはレジに行列ができているケースを考えるとイメージしやすいと思います。一人ひとりのお客様にかかる会計時間はそれほど変わらなくても、レジに並んでいる人数がおおいほどそのメリットは大きく感じられるでしょう。

たとえば多くのお客様が並んでいるレジ列の前方で、「これはいくらですか?」と金額を確認するやりとりが何度も繰り返されると、後ろで待っているお客様のストレスはどんどん大きくなると思います。

そもそも商品やサービスの支払い時において、お客様に会計金額を口頭で伝えるだけでは、聞き返しや確認のやり直しが起こりやすく、時間がかかってしまう原因になりかねません。

お店のレジ会計業務を効率化したいなら、金額表示ディスプレイをお店に導入することをおすすめします。

会計時の支払いトラブルを防止できる

金額表示ディスプレイをお店に導入することで、レジ会計時の支払いトラブルを未然に防ぐことができます。

会計時に「聞き間違い」や「伝え間違い」があると、金額の食い違いや支払いトラブルが発生するおそれがあります。

現金での支払いが多いお店や音楽などにより声が聞き取りにくい環境では、こうしたミスが起きやすくなるため注意が必要でしょう。

カスタマーディスプレイに金額がはっきり表示されていれば、お客様自身がその場で金額を確認できるため、「そんな金額じゃなかった」「聞いていない」といった行き違いを防ぐことができます。

ショップ店長ショップ店長

トラブル防止にも役立つのはとてもいいですね。金額表示ディスプレイはカスタマーハラスメントの対策としても使えるのでしょうか?

経営コンサルタントコンサルタント

はい、もちろんです。お店のレジに金額表示ディスプレイを設置することは、カスハラ対策としても有効な手段だと言われています。

たとえばレジスタッフが「680円です」と口頭で伝えたつもりでも、お客様には「880円」と聞こえてしまうことがあります。金額表示ディスプレイがあれば、お客様は実際に請求されている金額を目で直接確認できるため、聞き間違いによる誤解を効果的に防げます。

特に小さなお店では、お客様との距離が近いからこそ、このような細やかな信頼の積み重ねが非常に重要になります。

お客様に気持ち良く買い物時間を過ごしてもらうために、金額表示ディスプレイをお店のレジに導入しましょう。

お客様への接客応対の品質が上がる

お店に金額表示ディスプレイを導入することは、お客様への接客応対の品質向上に大きく貢献します。

お客様が商品やサービスの金額を自分の目で確認できるようになることで、スタッフは金額に関する説明の手間が省け、よりお客様一人ひとりに寄り添った丁寧な対応に集中できるためです。

カスタマーディスプレイは単なる機械ではなく、お客様に安心と好印象を与える「接客ツール」として大いに役立ってくれます。

ショップ店長ショップ店長

最近、うちのお店では効率を重視するあまり、お客様との会話が減ってきているのが気がかりです。本当はお客様一人一人に寄り添ったおもてなし接客を実現したいのですが、何か良い方法はないものでしょうか。。。

経営コンサルタントコンサルタント

カスタマーディスプレイは接客品質向上を実現する良いツールです。タブレットレジやカスタマーディスプレイは目を引くので、新たな会話を生み出すきっかけにもなると思います。

たとえば会計時に無言で店員から金額だけを伝えられるよりも、カスタマーディスプレイを見ながらレジの支払いができる方が、「ちゃんとしているお店」「対応がていねい」といったポジティブな印象を与えるでしょう。

レジカウンターに会計金額がはっきり見えるカスタマーディスプレイが設置されていると、「このお店はお客様のことを考えている」と感じてもらえるきっかけになります。特に初めて来店するお客様など金額のやり取りに不安を感じやすいひとにとっては、明確な表示があるだけで安心感が生まれます。

レジカウンターでのお客様とのやりとりは、お客様がお店を出る前に最後に受けるサービス体験のひとつ。丁寧なおもてなし接客を実現するためのお手軽なツールとして、ぜひ金額表示ディスプレイの導入をご検討ください。

お店のブランド力が上がり集客につながる

スマホやタブレットを使ったカスタマーディスプレイの導入には、お店のブランドイメージを高める効果があります。

現代の消費者は、単に商品やその価格だけで購買を決定することはありません。彼らはお店の雰囲気や接客態度、衛生面や最新の設備を使っているかなどを総合的に評価し、その上で利用するか否かを判断しているのです。

最先端の設備であるタブレットレジやカスタマーディスプレイがお店で使われていると、お客様に「このお店はおしゃれ」「他とは違う」といった良い印象を与え、お店のブランドイメージを高めることがにつながります。

例えば若者に人気チェーン店であるスターバックスでは、2つのカスタマーディスプレイを使い、1つは会計金額の表示用、もう1つには新商品の情報を表示しており、それがお客様の目を引くことで「バズり」や「口コミ」のきっかけとなり、高い集客効果を生み出しています。

ショップ店長ショップ店長

なんとなくお店のブランドは、商品で決まると思っていました。たしかにお店の広告や客層などたくさんの要素がありますね。

経営コンサルタントコンサルタント

おっしゃる通り、商品の質も大切ですが、店内の雰囲気や接客、設備などもブランドを形づくる重要な要素です。最近は「体験」が重視されるので、ちょっとした工夫でも他店との差別化を感じてもらえることがあります。

お店にとって、レジ周りはお店の顔ともいえます。特に個人店などの小さなお店では、レジ周りの印象が、そのままお店全体の印象に大きく影響します。

スマレジやAirレジのように、カスタマーディスプレイ機能が付いたタブレットPOSレジには、無料で使い始められるものもあります。

コストを抑えてお店のイメージアップやブランド力向上を目指したい店舗オーナー様にはぜひおすすめです。

インバウンド対応や外国人の対応がスムーズになる

金額表示ディスプレイの導入は店舗のインバウンド対策としてスムーズな会計を実現するための有効な手段です。

近年、インバウンド需要の高まりに伴って、中小店舗においても外国人観光客を受け入れる体制づくりがますます重要になっています。

言葉が通じにくいお客様とのやり取りでは、日本語で金額を伝えるだけでは伝わらないことが多く、ジェスチャーや翻訳アプリを使ったとしても、誤解が生じることがあります。

ショップ店長ショップ店長

カスタマーディスプレイに表示できる言語は、どこの国の言語でも可能なのでしょうか?中国語や韓国語、タガログ語など。

経営コンサルタントコンサルタント

はい、どの言語でも可能です。スマホを使ったカスタマーディスプレイでは画面に表示する内容を自由にカスタマイズできるので問題ありません。

たとえば国によっては「値段は交渉するもの」という文化があるため、外国人観光客が多い都心部や観光地における飲食店や雑貨店などでは「ディスカウント、OK?」と値引きを求める外国人のお客様もいると思います。

そのようなときにはカスタマーディスプレイに表示された会計金額を指さしながら「ノーディスカウント」と伝えれば、言葉が通じなくても価格の交渉をスムーズに断ることができます。

このようにカスタマーディスプレイは、会計の見える化を通じて外国人観光客とのコミュニケーションを円滑にし、対応の手間やストレスを軽減してくれる心強いツールです。

ぜひ店舗のインバウンド対応の第一歩として、カスタマーディスプレイの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

導入後の注意点とその対処法

金額表示ディスプレイをお店のレジにいざ導入してみたものの、「表示されない」「文字化けしてしまう」といったトラブルに遭遇することもあります。

ここでは導入した後に発生するよくあるトラブルとその対象方法についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧いただき、トラブルの無い快適な運用を実現しましょう。

運用中のバッテリー切れ対策

スマホやタブレット端末をカスタマーディスプレイとして使うなら、途中でバッテリー切れにならないように、バッテリーの管理はしっかりしましょう。

比較的新しめの機種であれば、1日くらいは充電なしでも使えると思いますが、念のために充電切れを防ぐ工夫をしておくと安心です。

バッテリー切れ対策
  • 画面の明るさを下げる:画面が明るすぎると、それだけでバッテリーを多く使ってしまいます。店内の明るさに合わせて、店舗の明るさに合わせて適切な明るさに調整しましょう。室内であれば、最大の明るさにする必要はありません。スマホの「設定」アプリから明るさを簡単に調整できます。
  • 使っていないアプリは閉じる:バックグラウンドで動いているアプリがあると、気づかないうちにバッテリーを消耗します。使っていないアプリはこまめに閉じるようにしましょう。また、「省電力モード」などの機能を活用するとバッテリーを長持ちさせられます。
  • Bluetoothなど不要な接続機能をオフにする:Bluetootやデータ通信を使っていない場合は、これらの接続機能をオフにするとバッテリーの節約になります。設定画面から簡単に切り替えができるので、確認しておきましょう。

ちなみに、スマホやタブレットをカスタマーディスプレイとして使う際、充電ケーブルを挿しっぱなしで常に充電しながら利用するのはおすすめできません。

モバイル端末が過度に熱くなる可能性があり、熱はバッテリーの劣化を早める原因になります。

バッテリーの寿命を延ばすためにも、使用時と充電時は分けて使うようにしましょう。

0円から始められるPOSレジアプリ

端末やアプリの自動通知をオフにする

カスタマーディスプレイは、レジカウンターに置いてあり、お客様の目に触れる機会が多くなります。

スマホやタブレットに突然通知音が鳴ったり、予期しない画面が表示されたりすると、お客様が不快に感じたり、会計の流れがスムーズに進まなくなることがあります。

また自動通知がオンのままだと通知を誤ってタップしてしまうなど、誤操作のリスクも考えられます。

さらに頻繁な通知の受信は、スマホのバッテリー消費を早める原因にもなり、安定した運用を妨げる可能性があります。

これらの理由から、カスタマーディスプレイとして使用するモバイル端末では、原則としてすべての自動通知をオフにしておきましょう。

Airレジ

自動スリープや自動画面ロックをオフにする

市販のスマホやタブレットにはバッテリー消費を抑えるために、一定時間操作がないと自動的に画面をオフにする「スリープ」機能やセキュリティのために画面をロックする機能が備わっています。

これは普段使いには便利な機能なのですが、カスタマーディスプレイとして利用したい場合には意図せずに画面表示が変わってしまうため、不都合が生じてしまいます。

また、バッテリー残量が少なくなると、強制的にスリープモードに入ってしまう端末もありますので、注意が必要です。

自動スリープ機能や画面ロック機能はオフにしておきましょう。

もし設定方法が分からない場合は、端末の取扱説明書を参照したり、メーカーのサポートにお問い合わせください。

お店のレジに金額表示ディスプレイを導入して売上アップを実現しよう!

金額表示ディスプレイは「高そう」というイメージを持たれがちですが、最近はタブレットPOSレジの普及により、中小規模のお店でも手軽に導入するケースが増えています。

売上アップを実現するためには、カスタマーディスプレイ機能を備えたタブレットPOSレジを活用しましょう。

当サイトでは、読者の皆様がタブレットPOSレジを上手に活用できるようにビジネスを支援しています。